えひめ伝統工芸士 新たに4人認定
伝統工芸品を手掛ける優れた技術者を顕彰する「えひめ伝統工芸士」の認定証授与式が18日、愛媛県庁であり、水引製品やげたなどを製造する熟練職人の4人を新たに認定した。
伝統産業の担い手に対する社会的評価の向上や後継者確保を目的に県が1981年度から毎年実施。県指定の伝統的特産品27品目の製造に20年以上従事する技術者が対象で、食品部門の「えひめ伝統食品士」と合わせた認定者数は計279人。
授与式では、県経済労働部の神野一仁部長が4人に認定証や記念品を贈り「長年研さんを積んだ優れた技術は、愛媛の産業や文化に欠かせない」とたたえた。
木製げたを製造する福本紀孝さん(68)=大洲市=は「げたづくりが今後も続くように、若い人をしっかり育てたい」と決意を新たにしていた。